コラム

【論文あり】マヌカハニーのMGOやUMFの違いで効果はどうなる?

どの抗菌レベルのマヌカハニーを買おうか悩んでいる人向け。

「マヌカハニーを買おうと思っているんだけど、MGOとかUMFの抗菌レベルによって価格が違う。抗菌レベルによる違いは何?やっぱり抗菌レベルが高い方いいのだろうか、、、もっと詳しく知りたい。」

こういった疑問にお答えます。

 本コラムの内容

  • 抗菌レベルの違い:風味
  • 抗菌レベルの違い:効果
  • 抗菌レベルの違い:価格

このコラムを書いている私は、ニュージーランドに在住しています。ニュージーランドには日本で手に入らないマヌカハニーやNZメーカーの直売所などがあり、マヌカハニーに興味を持ちました。

マヌカハニーの抗菌レベルによって色々な違いがあることが分かりました。

そこで今回は、「マヌカハニーの抗菌レベルによる違い【MGO400/MGO550の違いなど】」をご紹介します。

 UMFやMGOとは?


マヌカハニーの容器にUMF5+、10+、20+、25+などの記載があるものが、UMF表記です。マヌカハニー協会所属の会社が共通して使用できる基準です。

UMFとは消毒薬のフェノール液との抗菌・殺菌力を比較したものです。

例えば、UMF5+は5%のフェノール消毒薬と同等の抗菌力があるとされています。家庭で使用される消毒液は5%と言われているので、UMF5+と同様のレベルになります。これがUMF25+となると、さらに抗菌・殺菌効果があがります。


マヌカハニーのボトルにMGO30+、100+、250+、400+、550+などの記載があるものがMGO表記です。このMGOというのは、マヌカハニーの抗菌活性成分であるメチルグリオキサルです。

MGOとは1kgのマヌカハニーに何mgの食品メチルグリオキサールが含まれているかを示す数値です。

例えば、MGO100+のマヌカハニーには1Kg中に100mgの食品メチルグリオキサールが含まれていることになります。

マヌカハニーの抗菌レベルによる違い【MGO400/MGO550の違いなど】

風味や効果、価格が違います。

抗菌レベルの違い:風味

マヌカハニーの味は、普通のはちみつとは違って独特です。例えるなら、「薬のような味」とも言われています。クセがあるので味が気になる人もいます。

まずは、ブランドによって味や舌触りが違う要因は、大きく分けて2つあります。1つは産地、2つ目は製法(プロセス)です。これはメーカーによって違うため、ブランドによって風味が違ってきます。

それでは、抗菌レベルの差で風味が変わるのでしょうか。

実際に抗菌レベルの違うマヌカハニーを比較してみると、見た目にはそれほど違いはありませんが、レベルが高いもののほうが風味が増します。具体的には「濃い」と感じられます。

個人差があるとは思いますが、実際に養蜂家に違いがあるのかと聞くと「レベルが高いもののほうが風味が増す」という回答を得られました。

風味が増すということはマヌカハニーの味が濃くなるということなので、苦手な人はクセが少ないブランドかレベルが低いものを選びましょう。

抗菌レベルの違い:効果

抗菌レベルの違いによってマヌカハニーに期待する効果が違ってくるのでしょうか?あくまでも実験での比較ですが、抗菌レベルの違いによる抗菌力についての論文をご紹介します。

論文で消化するのは3つの菌に対する菌の繁殖抑制力です。

それぞれ黄色ブドウ球菌、MRSA、緑膿菌での抗菌力を見てみましょう。

黄色ブドウ球菌の場合

MGO量(mg/Kg) 菌の増殖力(mean ± S.D.)
250(UMF10相当) 79.5(1.9)
400(UMF13相当) 36.7(15.3)
550(UMF16相当) 18.9(9.8)

出典:Functinal Foods in Health Disease 2014;4(5):172-181

菌の増殖力の数字が低ければ低いほど、菌の繁殖を抑制していることになります。食中毒でよく問題となる黄色ブドウ球菌の例をみてみるとMGO量が増えるにしたがって抑制力が強くなっているのが分かると思います。

MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の場合

MGO量(mg/Kg) 菌の増殖力(mean ± S.D.)
250(UMF10相当) 78.5(4.4)
400(UMF13相当) 50.5(8.8)
550(UMF16相当) 32.3(4.8)

出典:Functinal Foods in Health Disease 2014;4(5):172-181

今度は、病院内感染で問題となるMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)に対してですが、こちらも数字が低ければ低いほど菌の繁殖を抑制していることになります。MGO量が増えるにしたがって、こちらも抑制力が強くなっているのが分かると思います。

緑膿菌の場合

MGO量(mg/Kg) 菌の増殖力(mean ± S.D.)
250(UMF10相当) 96.6(1.7)
400(UMF13相当) 90.3(6.7)
550(UMF16相当) 91.9(2.7)

出典:Functinal Foods in Health Disease 2014;4(5):172-181

緑膿菌は水まわりなど生活環境中に広く存在する菌です。この菌の場合はMGO量に関わらず繁殖を抑制する力がないことがわかります。緑膿菌に対しては抗菌殺菌効果がほとんどないといってもいいでしょう。

菌の種類によって違いますが、抗菌レベルが高いほうが菌の繁殖を抑えていることが分かりました。

MGO263+(UMF10+)以上はアクティブハニーと呼ばれ、医療機関などでの効果が証明されています。マヌカハニーを選ぶなら、アクティブハニー以上のものを選びましょう。

抗菌レベルの違い:価格

それでは、抗菌レベルの違いによって価格はどのくらい違ってくるのでしょうか。

今回、「高級食品を扱う某スーパー」と「Amazon」、「マヌカヘルス社の直販サイト」での価格を参考にしてみました。調査した日によって価格が変動する場合があります。

【高級食品某スーパー】

・マヌカハニーMGO400+ 250g:6,264円(税込み)
・マヌカハニーMGO550+ 250g:11,016円(税込み)


【Amazon】

・マヌカハニーMGO400+ 250g:4,700円(税込み)
・マヌカハニーMGO550+ 250g:6,960円(税込み)

高級食品某スーパーとAmazonとでは同じブランド、同じMGO量でも価格が違うこと分かりました。Amazonの場合はセール価格ではありませんので、実勢価格になります。

【マヌカヘルス社の直販サイト】

・マヌカハニーMGO400+ 250g:71.75NZD(約5,740円)
・マヌカハニーMGO550+ 250g:105.00NZD(約8,400円)

出典:THE MANUKA SHOP

今回の比較ではMGO400+とMGO550+では約2,000円~4,000円の差がありました。

同じブランド、同じ量でも価格の差が大きいので、継続しやすさと効果をどこまで求めるかによってマヌカハニーを選ぶのが大切です。

MGO量やUMFの抗菌レベルによって「風味や効果、価格」が違います。

効果を期待するのであれば、MGO量やUMFの抗菌レベルが高いものを選ぶことをおすすめします。ただ、味や価格も違ってくるので続けやすいものを選ぶのがポイントです。

まとめ

・抗菌レベルの違いで「風味」が増します。
・MGO263+(UMF10+)以上のアクティブハニーがおすすめ。
・2~3か月は継続できる価格のマヌカハニーを選びましょう。